前回は、エレキギターを始めるのに必要なものはなにか?について書きました。
今回はアコースティックギターバージョンとして書いていきたいと思います。
アコースティックギターの場合は、エレキギターと比べて必要になるものが少なめです。エレキギターは音を出すためにアンプなどの機材が必要になりますが、アコースティックギターは弦を弾けばそのまま生で音を出せます。
ギターの予算とは別にだいたい1万円ぐらい見積もっておくと良いです。
それでは、前回と同じく私が使っているものなどを紹介しつつ説明していきます。
目次
アコースティックギターを始めるのに絶対に必要なもの
アコースティックギター本体
書くまでもなく、ギター本体。コイツがないとギターを弾けません。
私が使っているのは、初心者定番の YAMAHA FG830 です。お手頃な値段のわりに音のまとまりが良く、作りも良い頼もしい相棒です。
ピック(弦を弾く道具)
ギターの弦を弾くために使います。アコギは指で弦を弾いて弾くこともできるので、絶対に必要か?と言われると迷うところではありますが、2、3枚くらい持っておいてもいいかと思います。
おにぎり型の薄くて柔らかいピックが初心者にはおすすめです。
私が使っているお気に入りのピックです。ジムダンロップのおにぎり型ピック。薄くて柔らかいので弦に触れた時の抵抗が低く、いい感じにしなってくれてます。
チューナー
ギターには弦が6本ついていますが、それぞれの弦で正しい音が出ているのか確認するために使うのがチューナーです。
練習する前に必ずチューニングをして正しい音が出ているか確認します。
スマホアプリでもチューナーはあるので、少しでも予算を押さえたい場合はスマホアプリで代用しても問題ありません。
出来れば揃えておきたいもの
ギタースタンド
ギタースタンドがなくても演奏することは出来ますが、私はギタースタンドはギターを弾くなら絶対に持っておいた方がよいアイテムだと断言します。
ギターを弾き終わったらギターケースに閉まって、また練習する時にギターケースから取り出す。ギターを買った時はこの程度の手間ぐらい屁でもないぜ!と思うかもしれませんが、絶対めんどくさくなります。人間少しでも面倒なことはやりたくないと思う習性があるので、個人差はあれど下手したらギターを弾かなくなってしまうリスクがあります。
ギタースタンドにギターを立てかけて、部屋の中の目につくところに置いておけば、すぐに手に取って弾くことができます。
アコギはエレキギターと違って、持てばすぐに音を出して練習にかかれる手軽さがあります。是非ともギタースタンドに立てかけておいていつでも弾ける状態にしておきましょう。
予備の弦
これはギターを続けていれば、いずれ必要になるものですね。ギターの弦は消耗品なので、ある程度使ったら交換することになります。
弦には通常の弦と、錆びにくく長持ちするようにコーティングされている弦の2種類があります。
一般的にコーティングされていない通常の弦は寿命(最高のパフォーマンスを出せる期間)がだいたい2週間くらいと言われていますが、プロのギタリストでもない限り1か月くらいなら使っても問題ありません。
コーティング弦は寿命がだいたい3カ月~6カ月と言われています。
寿命とは関係なく以下の状態になったら弦は交換しなければいけません。
・弦が切れた時
・弦が錆びた時(変色したり黒ずんだ場合も)
私はアコギもエレキもコーティング弦のエリクサーを愛用していて、基本的に弦の交換は半年(6カ月)に1回交換するようにしています。交換する時期は湿度の上がる梅雨前(5月)と乾燥する時期の前(11月)です。
ちなみにエレキは ライトゲージ(Light)を使用していますが、アコギは少し細めのカスタムライト(Custom Light)を使用しています。
ニッパー
ニッパーは弦交換の時に弦を切るために使います。家に工具などで持っている場合はわざわざ買う必要はないです。
私が使っているのは、ペグを回すストリングワインダーと、ブリッジピンを抜くピンプラー、ニッパーの3機能がセットになっている以下のアイテムです。
ブリッジピンプラー
弦交換の時にブリッジピンは必ず抜くことになります。その時に簡単に引き抜くための道具がブリッジピンプラーです。さきほどのニッパーのところで紹介したアイテムがあれば、このブリッジピンプラーは必要ありません。
私は持ってませんが、ちょっとオシャレでビール瓶の栓抜きが付いたこんなピンプラーもありますね。(愛用しているアコギストが結構いらっしゃる)
カポタスト
ギターのネックに取り付けて、押さえるのが難しいコードを簡単なコードにしてしまうまさに魔法の道具です。初心者ほど持っておくことを強くおすすめします。
また、ネックが反っていないか確認する時にも使えるので、カポタストは1個持っておきましょう。
教則本
まったくの初心者の場合、簡単な曲をまず1曲弾けるようになるところが目標かと思いますが、どんな風に練習していけばいいのかわからなければ教則本を1冊買っておくと安心です。
ネットやYouTubeで情報収集して無料で!っていうのも良いですが、初心者だとどの情報が最も自分に適しているのか、それを精査して練習するのはちょっと難しい、というか酷かなと思います。
教則本1つあれば、書いてある通りに順番に進めるだけである程度の基本的なギターの演奏方法が身に付くので本の代金がかかったとしても、こちらの方が効率的でコストパフォーマンスが良いです。
人によっては必要かどうかわかれるもの
人によっては、必要かどうかわかれるかなあと思うものを最後に2つ。
ストラップ
立って演奏する場合は、ストラップが必要になります。
ストラップは生地の素材が様々で、ナイロン、コットン、ポリエステルなど自分の肌に合う、気に入ったデザインのものを買えばオーケーです。
注意点としては、ギター本体にストラップを取り付けるピンがちゃんと付いているか?きちんと確認しておくことです。
ギターケース(ギグバッグ)
アコギを弾くのが自宅だけでなく、外に持ち出したりもする場合、ギターケースが必要になります。お値段の高いギターとかだと頑丈なハードケースやギグバッグが付属品と付いてきますが、もしもソフトケースしかないようであれば、ギグバッグを買いましょう。
ハードケースが衝撃に最も強いケースですが、結構重たいです。ソフトケースの軽さとハードケースの衝撃への強さの両方を併せ持っているギグバッグが私のおすすめです。
ソフトケースだと移動中になにかにぶつけたりしたら、ほぼダイレクトにギター本体にダメージが入ります。ちょっとでも強くぶつけようものなら傷が付いたり下手をしたら故障の原因にもなりますので・・・。
まとめ
長々と書いてきましたが、アコースティックギターを始める上で絶対に必要になるのは以下の3つです。
出来れば揃えておきたいものは、以下の6つ。
人によって必要かどうか問われるものは、以下の2つ。
以上でございます。