巷ではギターを始めても9割の人が挫折すると言われています。こんなに面白い楽器をそんなに多くの人が本当に途中でやめてしまうのか?と私はあまり信じていませんが。
確かにギターは難しいです。
左手と右手で全然違う動きをしなきゃいけないですし、左手の人差し指で6弦から1弦までの弦をすべて押さえる初心者の壁で有名なFコードなど、乗り越えなきゃいけない壁が次から次へと出てきます。
でもね、その1つ1つの壁を越えていくのが楽しいのですよ。昨日まで出来なかったのに今日やってみたら出来てた!なんてことがちょくちょく起こる。
はい、今回はギターを挫折しないために、出来ればギターを始める前に知っておいてほしいことをお伝えします。
たった1つだけです。
ギターの上達には
必ず時間がかかる!
目次
現代人はせっかち過ぎる
ギターを早々に挫折してしまうのは、練習してすぐに結果が出ないから。
ギターってのは1日や2日ちょっと練習したくらいでは、ちゃんと弾けるようになりせん。
・左手で正確に弦を押さえられるようになる
・右手でテンポを乱れさせることなくストローク(上下に振って弦を鳴らす)する
・左手でコードチェンジ(押さえる場所を変える)に右手のストロークが間に合う
まだまだいっぱいありますが、これらのことを1つ1つクリアしていって、やっと曲が弾けるようになります。
そんなことを知らずにギターを始めて、あれ?全然上手くならないぞ?いったいどんだけ練習すればできるようになるんだ!!と感じたら挫折する可能性は極めて高くなります。
でも始めから長いと知っていたなら、腰を据えてやらないと上達できないんだ、ってことを知っていたらすぐには挫折したりしません。それを覚悟の上でギターを始めようっていうのですから。
そしてここまで読んで自分には無理そうだと思ったなら、ギターを始めなければよいのです。そうすればギターで挫折することはありませんからね。このご時世、ギター以外にも腐るほど娯楽に溢れています。他の娯楽に流れても良いと思います。
続けていれば時間が解決することもある
有名な初心者の壁「Fコード」も時間が解決してくれます。
私だって最初まともに押さえられませんでしたが、いつの間にか押さえられるようになっていました。
人間の体ってものは不思議なもので、何度も何度も何度も何度も何度もFコードを押さえていたら人差し指が勝手にちょうど綺麗に6本とも弦をフレットに押さえつけられるジャストポジションを見つけてくれたんですね。
私がFコードを押さえられるようになったのは、別にFコードを意識して練習していたわけではなく、Fコードの出てくる曲を何度も何度も弾いているうちに、いつの間にか綺麗に押さえられるようになっていたって感じです。(どうせFコードなんて押さえられねえよ!って諦めてコードチェンジの練習をしてました)
つまり、弾き続けていたら時間が解決してくれました。
ギターは練習を続ければ誰でも弾けるようになる
私も始めてアコースティックギターを買って、自宅に持ち帰って練習し始めたとき、弦が6本もあって狙った弦にピックを当てるなんて無理やろ・・・って思いました。
一時期まったくギターを触らなくなった期間もありましたが、今ではアコギとエレキの両方を楽しんでいます。ギターで好きな曲を弾いているうちに狙った弦にピックを当てることも出来るようになりましたし、最近では指弾きにチャレンジしています。
最後に1つ。
練習を続ければ誰でも弾けるようになる、と書きましたが、「ある一定のラインまでは誰でも弾けるようになる」が正しいです。その先はその人のセンスや才能がモノを言う世界だと思います。
でも好きな曲を語り弾きしたりなんてことは誰でも出来るようになるのは保証します。芸は身を助ける、とも言うのでせっかくギターをやるのであれば、好きな曲を1曲くらい弾けると人生が豊かになると私は思います。がんばれ!!